コラム

2025年8月20日

愛犬に上手に目薬がさせない〜上手に目薬をさす方法〜

愛犬に上手に目薬がさせない〜上手に目薬をさす方法〜

動物病院から点眼薬をもらってきたけど、なかなか上手にさせない・・・
という飼い主さん、多いのではないでしょうか?

ここでは、愛犬に上手に目薬をさす方法について解説いたします。

犬の点眼のコツ

点眼のコツは、いくつかありますが、まずは準備についてお話ししましょう。

点眼の前には、まずは飼い主さんの手を清潔にします。
次に、犬を安心させる環境を作ります。

穏やかに声掛けし、リラックスさせます。
焦らずゆっくり進めることがポイントです。

投与前には、薬剤の指示を再確認しておくことも忘れずに!

薬は獣医の処方どおりの用量・頻度で使いましょう。
一度に終わらせようと、別の薬と混ぜるのはNGです。

点眼薬は、直前まで愛犬の目に触れないようにしましょう。

点眼手順

1. 犬の頭を軽く支え、下瞼を優しく持ち上げて涙嚢(下まぶたの袋状の部分)を露出させます。
指は眼球の縁から離して行ないましょう。

2. 点眼薬を垂直に持ち、滴下します。
涙嚢内に落とすイメージで、眼球の表面に直接触れないよう、下瞼の内側に滴下します。

3. 1~2滴落としたら、犬が自然に目を閉じるのを待ちます。
優しく瞬きを促すようにすれば、薬液が広がりやすくなります。

4. 点眼後、涙嚢を軽く優しく押さえてあげましょう。
薬が涙腺に流れ込みすぎるのを防ぎ、効果的に眼内へ留めることができます。
痛みを与えない程度に押さえるのがポイントです。

5. 複数の薬剤を併用する場合は、薬剤ごとに間をあけましょう。
5〜10分程度を目安にすると、薬同士が混ざるのを防ぐことができます。

点眼のNG行為

点眼のNG行為

次に点眼の際に、やってはいけない行為についてご紹介いたします。

触れるべきでない部位への接触

眼球など触れるべきではない部位を触るのは絶対にやめましょう。
指や爪で眼をひっかくと、角膜を傷つける可能性があります。

暴れないよう安全に固定するとともに、慎重な作業が大切です。

点眼薬の不適切な扱い

ドロップの先端が、犬の眼球や瞼の表面に直接触れないように注意しましょう。
触れると細菌汚染の原因になります。

また、飼い主さんは手を清潔にしておかなければなりません。
自分の手や指で眼をこすりながら点眼することは、愛犬にとっても飼い主さんにとっても良くない行為です。

容器の再利用はやめましょう。
二次汚染につながります。

使用後はキャップをしっかり閉め、容器を清潔な状態で保つようにしましょう。
指で瓶口を触ったり、別の薬剤と混ぜるのは絶対にやめましょう。

開封後は、使用期限や保存条件を守りましょう。
臭い・変色・沈殿がある場合は使用せず、獣医に相談するようにしてください。

また期限切れの点眼薬は使用しないようにしましょう。
劣化している可能性があります。

犬用に処方された薬以外は基本的に使用しないようにしましょう。
人用の点眼薬は、犬にとって致命的な成分が含まれていることがあります。

1回の点眼で複数の薬を同時に滴下することはNGです。
事前に医師の指示を受けた順序と間隔を守り、薬剤同士の相互作用を避けてください。

愛犬の扱いについて

愛犬の眼を強く押さえつけたり、無理に固定するようなことはやめましょう。
無理に眼を開けさせようとすると痛みがともなうだけでなく、愛犬の恐怖心を増大させます。

リラックスした環境で穏やかな姿勢の元、行ないましょう。
場合よっては、適切な補助具の利用も検討するようにしましょう。

点眼トレーニングについて

点眼が初めての犬に、いきなり点眼するのは至難の業です。
点眼トレーニングを行ない、徐々に慣らすようにしましょう。

多少時間がかかっても、犬が点眼を恐れず協力的になるようにトレーニングすることで、結果的に治療の継続性と効果を高めます。
トレーニングの目的は、犬のストレスを減らし、飼い主と獣医師の信頼関係を保つことにあります。

練習の基本的な流れ

1. まずは、犬が安心できる安全な環境をつくります。

2. 飼い主さんの手が目を触ることに慣れさせます。
触れる、頭を撫でるから、少しずつ眼の周りを触るようにします。

3. 次に器具に慣れさせます。
点眼瓶・容器を見せつつ、距離を縮めていきます。
滴下のポジションを指で示すことによって、恐怖心を抱かさないようにします。

4. 低量の水溶液を滴下する感覚を体に覚えさせます。

5. 薬剤を使いながら、頭の位置・視線・瞬き・呼吸を整える練習をします。

トレーニングのコツ

短時間で終わらせるようにしましょう。
長時間のトレーニングは犬にストレスを与えます。
短い練習を日常的に行ない、何日かにわたりできるように誘導しましょう。

好きなご褒美を用意し、点眼薬とご褒美を結びつけるようにしましょう。

自分一人ではなく他の人にも見守ってもらったり、安全が確保される安定した場所でトレーニングするようにしましょう。
片方の手で頭を固定する場合は力を入れすぎないよう注意が必要です。

まとめ

点眼は犬の目の健康を守るために、大切です。
しかしながら、初めてのワンちゃんにとって点眼は至難の業です。

飼い主さんが、正しい点眼方法を身につけ、NG行為を避け、薬を適切に保管することが重要です。
また、点眼をスムーズに進めるためのトレーニングは、犬のストレスを減らすだけでなく、治療の継続性を高めます。

点眼は、安全に、効果的にがポイントです。

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